国内外付型エンタープライズストレージ市場 2018年第1四半期の実績を発表


2018年6月28日
IDC Japan株式会社
 ·  2018年第1四半期の外付型支出額は519億8,200万円で前年同期比5.4%増
 ·  オールフラッシュアレイは82億600万円で同23.3%増
 ·  オールフラッシュアレイは個別用途に適した製品の需要も高まり多様化へ

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2018年第1四半期(1月~3月)の国内外付型エンタープライズストレージシステムの支出額(Value)実績を発表しました。これによると、2018年第1四半期の国内エンタープライズストレージシステム支出額は519億8,200万円で前年同期比5.4%増となりました。


2018年第1四半期の外付型エンタープライズストレージシステム支出額のセグメント別内訳を見るとメインフレーム向けが56億7,100万円で前年同期比20.2%減、オープンシステム向けが463億1,100万円で同9.7%増となりました。メインフレーム向けは2015年の大型更新のピーク以降、支出が低迷しています。オープンシステム向けは、ハイエンドとミッドレンジがプラス成長となったことが貢献しました。


2018年第1四半期の国内外付型エンタープライズストレージシステムでは、引き続き搭載メディアのHDDからフラッシュへの移行が進みました。2018年第1四半期の国内外付型エンタープライズストレージシステム支出額のうち、オールフラッシュアレイ(AFA)は82億600万円で前年同期比23.3%増、ハイブリッドフラッシュアレイ(HFA)は199億2,700万円で同27.5%増となりましたが、オールHDDアレイは238億4,900万円で同11.8%減となりました。この結果、2018年第1四半期の国内外付型エンタープライズストレージシステム支出額に占めるAFAの比率は15.8%(前年同期13.5%)に上昇しました。なお、IDCでは製品仕様上フラッシュしか搭載できない製品をAFAと定義しており、全てフラッシュにできてもHDDが搭載可能な製品はHFAに分類しています。今期のHFAでは、フラッシュ搭載比率の高い出荷がありました。


2018年第1四半期における国内外付型エンタープライズストレージシステム売上額(Vendor Revenue)は494億7,300万円で、ベンダー別売上額の上位5社は富士通(シェア22.3%)、日立製作所(17.4%)、デル(11.8%)、NEC(10.8%)、ネットアップ(10.5%)でした。


IDC Japanエンタープライズインフラストラクチャ マーケットアナリストである加藤 慎也は「2018年第1四半期は、外付型エンタープライズストレージシステム支出額が前四半期以上に大きなプラス成長となった。引き続きオールフラッシュアレイ(AFA)が市場を牽引し、汎用的な製品に加え、データセンター向けなど個別用途に適した製品の需要も高まっている。すなわち、AFAは一般化する段階から多様化へシフトしつつある。一方、国内におけるオールHDDアレイの支出額は市場の半分弱を占めている。ユーザーは、ITインフラストラクチャの違いが自社のビジネスにどのように影響し得るか、再考すべきである」と分析しています。


※外付型エンタープライズストレージシステム市場規模の算出には、ベンダー売上額(Vendor Revenue)にマージンを加算した支出額(Value)を使用しています。




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<参考資料>

国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2016年第1四半期~2018年第1四半期
国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2016年第1四半期~2018年第1四半期
Source: IDC Japan, 6/2018

 

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