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2018年第1四半期 国内サーバー市場動向を発表


2018年6月20日
IDC Japan株式会社
 ·  2018年第1四半期の市場規模は1,274億円、前年同期比マイナス成長
 ·  x86サーバーの出荷額は、5四半期連続で前年同期比プラス成長
 ·  ベンダー別出荷額は富士通が1位、以下NEC、日本ヒューレット・パッカードの順

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役社長:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2018年第1四半期(1月~3月)の国内サーバー市場動向を発表しました。2018年第1四半期の国内サーバー市場規模は1,274億円で、前年同期から1.9%減少しました。出荷台数は13万9千台で、前年同期から0.2%減少しました。


2018年第1四半期の国内サーバー市場は、2017年第1四半期以来、4四半期ぶりに、出荷額が前年同期比でマイナス成長となりました。x86サーバー(注1)が、5四半期連続で前年同期比プラス成長、その他のサーバー(注2)が2桁のプラス成長となりましたが、メインフレームが2桁のマイナス成長となりました。x86サーバーとその他のサーバーが、国内サーバー市場を牽引しましたが、市場全体のプラス成長には至りませんでした。


x86サーバーは、出荷額が前年同期比3.2%増の1,009億円でした。クラウドサービスベンダーをはじめ、通信、製造、金融、文教向けの大口案件などがあり、プラス成長となりました。出荷台数は、前年同期比0.1%増の13万8,220台でした。その他のサーバーは、出荷額が前年同期比10.3%増の97億円、出荷台数は、22.0%減の1,030台でした。その他のサーバーの出荷台数はマイナス成長でしたが、出荷額がプラス成長となったのは、ハイエンドモデルの大型案件などがあり、その結果、その他のサーバーの平均単価が上昇したことによります。メインフレームは、出荷額が前年同期比28.2%減の168億円でした。前年同期にあった金融向けの大型案件などを補うほどの出荷が無く、2桁のマイナス成長となりました。


IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの下河邊 雅行は「今期は、x86サーバーとその他のサーバーがプラス成長であった。特にx86サーバーは、クラウドサービスベンダー向けの出荷が堅調で、顧客が、コンピュート処理を行うITインフラとして、パブリッククラウドを採用するケースが増加していることが背景にあると認識している。その一方で、クラウドサービスベンダー以外への出荷も底堅かったことから、顧客では、ハイブリッドクラウドの考え方が定着しつつあり、顧客が、自社にとって最適なコンピューティング環境としてオンプレミスのITインフラを継続採用するケースも少なくないと推察している。ベンダーは、顧客におけるサーバー更新ビジネスを確実に獲得するとともに、サーバーの追加や新規需要創出につながる提案活動を行い、自社の売上拡大を図ることが重要である」と述べています。


カンパニー別出荷額では、富士通が首位を獲得しました(参考資料)。好調であった前年同期の反動で、今期は、全てのサーバーカテゴリーで、前年同期比2桁のマイナス成長となりましたが、市場シェアは確保し2四半期ぶりで首位に立ちました。2位は、NECでした。x86サーバーは、前年同期比でマイナス成長でしたが、メインフレームは、官公庁、メディア向けの出荷がありプラス成長、その他のサーバーは、3桁のプラス成長でした。3位は、日本ヒューレット・パッカード(HPE)(注2)でした。x86サーバーは、通信、製造向けの大口案件などがあり、2桁のプラス成長となりました。その他のサーバーもハイエンドモデルの出荷などで、2桁のプラス成長でした。4位は、デル(Dell Inc.)でした。ネット企業向けの大口案件などがあり、2桁のプラス成長となりました。5位は日立製作所でした。x86サーバーは、2桁のマイナス成長でしたが、メインフレームは、金融向けの大型案件があり、2桁のプラス成長、その他のサーバーも、金融、サービス向けハイエンドモデルの大型案件などで、2桁のプラス成長でした。なお、ODM Directの出荷額は前年比、17.1%のプラス成長となり、3位のHPEに次ぐ規模でした。


出荷台数においては、富士通とNECが同率で首位を獲得しました。3位以下は、HPE、デル、日立製作所の順でした。なお、ODM Directの出荷台数は前年比、22.7%のプラス成長となり、3位のHPEに次ぐ規模でした。


注1: 「x86サーバー」は、x86アーキテクチャのプロセッサーを採用しWindows、Linuxなどオープン系のOSを搭載したサーバーです。Itaniumプロセッサーを搭載したサーバーやベンダー独自OSを搭載したサーバーはx86サーバーに含めません。また、「x86サーバー」と「メインフレーム」以外のサーバーを「その他のサーバー」として記載しています。
注2: 「その他のサーバー」は、「RISCサーバー」、「IA64サーバー」、「ビジネスサーバー」、「スーパーコンピュータ-」の総称として使用しています。
注3: IDCではベンダーランキングを企業グループにて扱います。2016年11月に米国Hewlett-Packard Enterpriseと米国SGIが合併しました。よって、HPEの出荷実績には、日本SGIの出荷実績を含んでいます。


今回の発表は、IDCが発行した「国内サーバー市場 2018年~2022年の予測:2018年第1四半期」(J18151304)にその詳細が掲載されています。



(※詳細については へお問い合わせ下さい。)


レポート概要はこちら    国内サーバー市場 2018年~2022年の予測:2018年第1四半期



<参考資料>

2018年第1四半期 国内サーバー市場カンパ二―シェア【出荷額】
2018年第1四半期 国内サーバー市場カンパ二―シェア【出荷額】
Source: IDC Japan, 6/2018

 

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