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2015年第3四半期 世界大判プリンター市場実績を発表


2015年12月17日
IDC Japan株式会社
今年の第3四半期も総出荷台数は前年同期比減
ラテックスプリンター出荷台数は、今期までの累計で前年比5%増
UV硬化型プリンターは前年同期比20%近い成長

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2015年第3四半期(7~9月)の世界LFP(Large Format Printer:大判プリンター)市場における出荷実績を発表しました。これによると、2015年第3四半期のLFPの出荷台数は前年同期比4%減となりました。

 

「多くのプリント出力サービス業者がメーカーの積極的な年末販売促進を利用する。そのため、世界のLFPビジネス市場では大抵、第4四半期が一年で最も好調な四半期となり、第3四半期は最も低調となる。今年の第3四半期は、水性インクジェットプリンターの出荷台数が減少する一方、在庫一掃や値引きを背景に、UV/エコソルベントプリンターの出荷台数は増加した。ラテックスプリンター出荷台数に関しては、今期は前期(2015年第2四半期)に比べると世界規模でわずかに下降したものの、今期までの累計では前年比5%の成長となった」と米国IDC LFPトラッカー リサーチディレクターのティム・グリーンは述べています。

 

テクノロジーハイライト

CAD/テクニカルプリンター市場セグメントは、2015年第3四半期は軟調で、すべての地域で前年同期の出荷台数を下回りました。しかしながら、トップサプライヤーの今期の新製品が第4四半期の同セグメントの回復をけん引し、2016年もこの動きが続くと期待されます。
  • グラフィックスにおいては、新規のグラフィックスプリンターの出荷台数が前年同期比1%減となりました。従来の水性インクジェット式グラフィックスプリンターの出荷台数は減少しましたが、UV硬化型プリンターが前年同期比20%近く成長したことで、大きな出荷減とはなりませんでした。

 

ベンダーハイライト

特定の製品セグメントで市場シェアに若干の変化が見られますが、今期もトップ5サプライヤーランキングに変動はありませんでした。

HPは、 CAD/テクニカル市場の軟調に影響を受けましたが、同社が世界の大判デジタルプリントシステム市場の圧倒的なトップサプライヤーであることは変わりません。今期、HPではラテックスとUVのセグメントにおける売上の増加が見られました。
  • キヤノンは、 オセ部門と合わせて世界の出荷台数の約21%のシェアを有し、LFPメーカーとして世界第2位の地位を維持しました。
  • エプソンも、 大判デジタルプリンター市場における世界第3位のポジションを守りました。エプソンは昇華型とテクニカルプリンターで良好な成長を見せ、最近行われたSGIAショーにおいて同社のエコソルベントインク搭載インクジェットプリンターユニットを再び展開しました。
  • ローランドDGは、 エコソルベント市場での強みとUV、昇華型市場において増大する存在感が後押しし、世界第4位のLFPサプライヤーとなっています。また、ローランドDGは最近、新たなエコソルベントプリンターのフラッグシップモデルとなるSOLJET EJ-640を発売しました。
  • ミマキは、 同社の主要流通チャネルの一部を再編成したにもかかわらず、LFPメーカー第5位のポジションを維持しました。

 


<参考資料>

世界LFP市場 出荷台数上位5ベンダーの市場シェア
世界LFP市場 出荷台数上位5ベンダーの市場シェア
* Canon Groupには、キヤノンとオセを含む
Source: IDC Worldwide Quarterly Large Format Printer Tracker, November 2015

 

その他のハイライト

中南米地域での今期のLFP出荷台数は前期(2015年第2四半期)から10%増となりましたが、前年同期と比較すると7%のマイナスでした。
大判グラフィックプリンター出荷台数は、アジア太平洋地域や中南米がほぼ横ばいであった一方、北米では緩やかな成長をみせました。しかしながら、欧州、中東、アフリカ(EMEA)地域で出荷台数が低迷したことで、世界全体としてはマイナス成長となりました。
トナー方式プリンターセグメントでは、キヤノン・オセとリコーが世界的なリーダーですが、テクニカル市場のユーザーがカラーインクジェットへと移行を続けているため、このセグメントの出荷台数は前年比7.5%減となりました。

 

Notes:

Worldwide Quarterly Large Format Printer Trackerは、A2~A0以上の機器を調査対象としています。
LFPには、単機能プリンターと複合機が含まれます。全てのベンダーデータは、会計期日ではなく、暦上の期日に基づいて算出しています。

 

今回の発表はIDCが発行する「Worldwide Quarterly Large Format Printer Tracker」にその詳細が報告されています。

 

IDC Trackerについて
IDC Trackerとは、IDC独自の調査手法に基づきICT製品・サービスの市場規模・ベンダーシェアの実績や市場予測を定期的に提供するデータベース製品です。IDC Trackerにつきましては、こちらをご覧ください。

 

※本プレスリリースは2015年12月1日の米国IDC(マサチューセッツ州 フラミンガム)による発表を翻案しています。

 

(※詳細については へお問い合わせ下さい。)

 

 

報道関係の方のお問い合わせ先
IDC Japan(株)
マーケティング 津谷 拓夫
TEL:03-3556-4768 FAX:03-3556-4771
Email:
一般の方のお問い合わせ先
IDC Japan(株)セールス
TEL:03-3556-4761 FAX:03-3556-4771
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URL:http://www.idcjapan.co.jp
 
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引用をご希望の際は、IDC Japanの担当営業、または へお問い合わせください。
 
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