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2015年~2019年の国内サーバー市場予測を発表


2015年5月14日
IDC Japan株式会社
2014年 国内サーバー市場規模は、前年比1.7%増、4,697億円
2014年~2019年の年間平均成長率はマイナス3.9%、2019年の市場規模は3,844億円と予測
今後x86サーバー市場は、ハードウェア単体で収益を上げることは困難に。第3のプラットフォームへの転換や新規需要の創出が必要

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2014年の国内サーバー市場の分析と2015年~2019年の市場予測を発表しました。これによると、2014年の国内サーバー市場の規模は、前年から1.7%増加し、4,697億円でした。また、2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)はマイナス3.9%と予測しています(参考資料)。

 

2014年の国内サーバー市場は、x86サーバーとスーパーコンピューターが前年から出荷額を増やしました。一方、メインフレーム、RISC & IA64サーバー、ビジネスサーバーは前年からマイナス成長となりました。x86サーバーは、円安によるコスト上昇を製品価格に転嫁したことに加え、仮想化の導入によるメモリーなどのオプションの増加で平均単価が上昇し、出荷額は前年から7.8%増加しました。サーバー市場全体に占めるx86サーバーの出荷額は、前年から4ポイント増加し67%を占めています。同年は、情報サービス、運輸サービス、通信、ヘルスケア、官公庁向けに1,000台規模の大口案件がありました。また、ODM Directの出荷額は、前年から1.6倍に拡大しました。メインフレームは、更新時期の谷間にあたりマイナス成長となりました。RISC & IA64サーバーは、サーバー統合による出荷台数の減少に加え、新たなシステム需要を取り込めていないことがマイナス成長の背景にあります。スーパーコンピューターは、大学および地球シミュレーターの更新案件があり、前年から大幅に増加しました。

 

IDCでは、2015年の国内サーバー市場は、前年比6.2%減の4,407億円になると予測しています。製品別では、x86サーバーのみがプラス成長になるとみています。x86サーバーは、出荷台数は減少するものの、2014年に続き平均単価が上昇し、出荷額はやや拡大すると予測しています。一方、他の製品分野は、更新需要が大半を占め、新規需要の減少やサーバー統合による出荷台数の減少によりマイナス成長になるとみています。2014年~2019年における国内サーバー市場はCAGR マイナス3.9%で縮小し、2019年には3,844億円になると予測しています。またx86サーバーの出荷額は、サーバー仮想化によるサーバー統合が一巡することやクラウドサービスの利用が進むことにより、同期間におけるCAGRはマイナス1.0%になると予測しています。他の製品分野は、x86サーバーへのシフトやサーバー統合によって同期間のCAGRはメインフレームを除き2桁のマイナス成長になると予測しています。

 

IDC Japan サーバー リサーチマネージャーの林 一彦は「2014年の国内サーバー市場は、ODM DirectやHPC(High-Performance Computing)の大型案件を除くとマイナス成長であり、エンタープライズ向けのサーバー市場は、既存のサーバーベンダーにとって楽観視できない市場になりつつある。x86サーバーでは、ODM Directのサーバーを大量に利用するクラウドサービスの台頭によって、ハードウェア単体のビジネスで収益を上げることが困難になる。今後、第3のプラットフォームへ向けた新規需要の多くは、x86サーバーを採用することが想定され、同市場に向けた総合的なサービスへの転換や新規需要の創出が必要だろう。一方、メインフレームおよびRISC & IA64サーバー市場は、更新需要によって成り立っているため、サーバーの性能向上が市場拡大につながっていない。これらの製品分野では、サーバーベンダー自らが新規需要を創出することができなければ、事業の存続自体が危ぶまれることになる。特にRISC & IA64サーバーについては、他社との協業や自社サービスとの組み合わせによる需要の創出が必要になる」と指摘しています。

 

今回の発表はIDCが発行したレポート「国内サーバー市場 2014年の分析と2015年~2019年の予測」(J15260104)にその詳細が報告されています。本レポートでは、2014年の国内サーバー市場を、製品分野別、ベンダー別、フォームファクター別等、多角的に分析し、2015年~2019年の市場規模を最新予測に基づき解説しています。また、今後の国内サーバー市場の動向を考察し、IDCの提言としてまとめています。

 

注: 上記「x86サーバー」は、x86アーキテクチャのプロセッサーを採用しWindows、Linuxなどオープン系のOSを搭載したサーバーです。Itaniumプロセッサーを搭載したサーバーやベンダー独自OSを搭載したサーバーはx86サーバーに含めません。「RISC & IA64サーバー」は、Itaniumプロセッサーを採用しオープン系のOSを搭載した「IA64サーバー」とRISCプロセッサーを採用し主にUNIXを搭載した「RISCサーバー」の合計です。「ビジネスサーバー」は、オフコンなど、メインフレーム以外のプロプライエタリ系サーバーです。

 

(※詳細については へお問い合わせ下さい。)


レポート概要はこちら   国内サーバー市場 2014年の分析と2015年~2019年の予測



<参考資料>

国内サーバー市場予測 2013年~2019年
国内サーバー市場予測 2013年~2019年
Note: 2015年以降が予測値
Source: IDC Japan, 5/2015

 

報道関係の方のお問い合わせ先
IDC Japan(株)
マーケティング 津谷 拓夫
TEL:03-3556-4768 FAX:03-3556-4771
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一般の方のお問い合わせ先
IDC Japan(株)セールス
TEL:03-3556-4761 FAX:03-3556-4771
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