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IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内企業に対して2011年12月に実施した「国内ソフトウェア開発者の実態調査」に関する調査結果を発表しました。この結果から、IDCでは「ソフトウェア開発者が参画しているプロジェクトではスケジュールと予算の制約が厳しく、高度なマネージメント能力が求められるプロジェクトが多く、ツールへの投資意欲が高まることが明らかになった」と分析しています。
ソフトウェア開発者がスキルを有する言語と、その中で最も使用している言語を尋ねた結果を見ると、多くの回答を集めた言語はC言語、Visual Basic、Java、C++、COBOLと、上位5位まで共通する結果となりました。また、スクリプト言語であるPerl、PHP、Python、Rubyの結果を見ると、Perlの方がPHPと比べてスキルを有する開発者が多いものの、最も使用している言語の中ではPHPがPerlを上回っています。
国内市場において、ソフトウェア開発者全体のうち、42.6%と最も大きな構成比を占めるのは、受託ソフトウェア開発者ですが、組込みソフトウェア開発者も15.5%と比較的大きな存在感を示しています。厳しい経済環境の下、現在ソフトウェア開発者が参画しているプロジェクトは、スケジュールと予算の制約が厳しい傾向が見られますが、この2つの分野は、プロジェクト総予算1億円以上の大型開発案件の占める割合が比較的多いことが共通しています。なお、今後需要が高まることが予想されるモバイルソフトウェアの開発者はまだ1割にも満たない結果となりました。
また、プロジェクトで利用している開発手法を見ると、内訳はウォーターフォール開発が51.2%と過半数をわずかに超え、反復型開発が29.7%、アジャイル開発が19.1%という構成になりました。「事業用ソフトウェア」「市場販売用ソフトウェア」「モバイルソフトウェア」「組込ソフトウェア」のように、市場に販売することを目的としてソフトウェア開発を行うケースで、反復型開発およびアジャイル開発を採用するケースが多く見られます。このような分野では、新しい製品/サービスのリリーススケジュールの制約が厳しく、迅速かつ適応力の高いソフトウェア開発手法へのニーズが高まります。十分な品質を確保し、プロジェクトを円滑に進めるためには、高度なマネージメント能力が求められます。また、大型案件のようにプロジェクト遂行リスクの高いケースも同様にマネージメントが重要になります。ソフトウェア開発支援ツールベンダーは、プロジェクトマネージメントを支援するツールを供給できる製品ポートフォリオを整備しなくてはなりません。
IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ シニアマーケットアナリストの冨永裕子は「ソフトウェア開発プロジェクトは予算の潤沢な大型案件であっても、スケジュール制約が厳しく、高度なマネージメント能力が必要とされる。ソフトウェア開発支援ツールベンダーは、差別化のためにコモディティ化の進んだ開発系製品ではなく、管理系の製品への投資と販売強化に注力しなくてはならない。そのためには、国内最大の顧客基盤かつパートナー基盤であるSIベンダーとのパートナー関係の強化が不可欠になる」と分析しています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2012年 国内ソフトウェア開発市場 開発者ニーズの分析と展望」(J12420101)にその詳細が報告されています。本レポートでは、ソフトウェア開発者を対象に、ソフトウェア開発プロジェクトの現状、ソフトウェア開発支援ツールの選定要素および利用実態などについて分析しています。
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<参考資料>
プログラミング言語で見るソフトウェア開発者のスキル

Source: IDC Japan, 2/2012
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