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IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2011年第1四半期(1~3月)の国内サーバー市場動向を発表しました。これによると、2011年第1四半期の国内サーバー市場規模は1,168億円で、前年同期にあたる2010年第1四半期から10.3%縮小しました。一方、出荷台数は、14万台で、前年同期から12.6%の減少でした。
今期の国内サーバー市場は、出荷金額、出荷台数ともに2桁のマイナス成長でした。出荷金額では、メインフレームとx86サーバーの落ち込みが響きました。また、出荷台数では、x86サーバーの減少が影響しました。IDC Japan サーバー リサーチマネージャーの都築 裕之は「今期は、x86サーバーで大震災の影響があった。影響の度合いは、ベンダー毎に異なり、明暗を分けた。被災を直接受けた富士通は、大きな影響があった。他方、IBM、日立製作所は、大震災の影響は限定的であった」と指摘しています。
ベンダー別では、富士通が首位でした(図)。しかし、富士通のシェアは、前年同期にあたる2010年第1四半期から7.2ポイント減少しました。前年同期にあったメインフレームの大型案件の反動と、x86サーバーが工場の被災により落ち込んだことが影響しました。2位は、IBMでした。x86サーバーとメインフレームが堅調でした。メインフレームは、金融業向けに大型案件がありました。3位は、HPでした。IA64サーバーが好調でした。通信業、製造業、金融業向けに大型案件がありました。4位は、NECでした。x86サーバーはマイナス成長でしたが、メインフレームが大幅増でした。メインフレームは、官公庁向けの出荷が好調でした。5位は、日立製作所でした。x86サーバーとRISCサーバーが好調でした。大震災の影響は、限定的でした。
一方、出荷台数では、NECが1位でした。2位は、HPで、NECとは1ポイント差でした。3位以下は、富士通、デル、IBMの順でした。
「大震災の発生により、ユーザー企業のDRP(Disaster Recovery Plan)とBCP(Business Continuity Plan)への関心が、急激に強まっている。また、電力不足への対応についても、夏を乗り切るための問い合わせが増えている。ただし、『今、何かをしなければ』との一時的な盛り上がりがあることに注意が必要である。企業にとって、重要なデータを大量に保有するサーバー資産は、企業の生命線であることから、大災害に対する備えを確保することは重要である。加えて、企業活動を効率化し、ビジネス環境変化に対応できるサーバーシステムの構築が本質であることを忘れてはならない」と都築は述べています。
| 注: |
上記「x86サーバー」は、x86アーキテクチャのプロセッサーを採用しWindows、Linuxなどオープン系のOSを搭載したサーバーです。Itaniumプロセッサーを搭載したサーバーやベンダー独自OSを搭載したサーバーはx86サーバーに含めません。「RISC & IA64サーバー」は、Itaniumプロセッサーを採用しオープン系のOSを搭載した「IA64サーバー」とRISCプロセッサーを採用し主にUNIXを搭載した「RISCサーバー」の合計です。「ビジネスサーバー」は、オフコンなど、メインフレーム以外のプロプライエタリ系サーバーです。 |
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<参考資料>
2011年第1四半期 国内サーバー市場ベンダーシェア【出荷額】

Source: IDC Japan, 5/2011
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