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 国内システム運用管理に関するユーザー調査結果を発表


2009年12月2日
IDC Japan株式会社
・サーバー/ネットワーク監視、PC管理の業務は年々増加、担当者の負担も増加の一途
・CIOの約50%が、この3年間で運用管理コストが増加と回答、コストの増加傾向も顕著
・IT全般統制に「取り組んでいる」企業は37.4%、「これから」の企業は48.3%
・システム運用管理の最重要課題は情報漏洩対策と運用管理コスト削減。個別の課題として、CIOはIT全般
 統制の推進、管理者は障害対応の強化を挙げる

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内企業のシステム運用管理に関する実態を把握するため、2009年8月、100人以上の従業員を有する国内企業のCIOと運用管理担当者それぞれを対象にユーザー調査を実施し、その結果を発表しました。今回の調査では、CIOを対象とした調査で230社、運用管理担当者を対象とした調査で513社から回答を得ました。

運用管理担当者を対象に、この3年間における運用管理対象範囲の拡大/縮小傾向について質問したところ、拡大したという回答が最も多かったのは「PCの台数」で46.0%、次に「アプリケーションの種類(38.6%)」「ネットワークの構成(35.9%)」「サーバーの台数(35.7%)」が続きました。また、運用管理業務負担の増減傾向について10項目※1の管理業務に対して質問したところ、負担の回答が最も多かったのは「サーバーの監視」、次に「ネットワークの監視」「PC管理」が続きました。運用管理の担当者において、PCやサーバー、アプリケーション、ネットワークなど、年々運用管理の対象範囲は拡大傾向にあり、さらにその管理業務の負担は増加の一途を辿っています。

CIOを対象に、IT予算に占めるシステム運用管理コストの割合について質問したところ、「20~30%未満」が30.0%と最も多く、「10~20%未満」が25.2%、「30~40%未満」が19.6%となり、約75%が10~40%未満であることが分かりました。また、この3年間における運用管理コスト全体の増減傾向については、「非常に増えている」が3.5%、「増えている」が47.0%となり、約半数の企業で運用管理コストが増加しています。反対に「減っている」は13.0%、「非常に減っている」は0.5%となりました。運管理担当者の負担とともに、運用管理コストも増加している傾向が顕著に表れているとIDCでは考えています。

IT全般統制への取り組み状況をCIOに調査したところ、「取り組んでいる」が37.4%、「これから取り組んでいく」が48.3%ととなり、CIOはIT全般統制に対して高い意識を持っている結果となりました。IT全般統制に取り組んでいる企業が適用もしくは参考にしている基準やガイドラインとしては、経済産業省が作成した「システム管理基準/システム監査基準」が最も多く43.0%、次いで「ISO9001」が40.7%、「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」の25.6%、「COBIT」の20.9%が上位に挙がりました。

CIOと運用管理担当者の両方に、システム運用管理における課題について質問したところ、両者で最も多い回答となったのが「情報漏洩対策」、次に「運用管理コストの削減」となり、これらは30%以上の回答率となりました。3番目に多かった回答は、CIOにおいては「IT全般統制への対応」が22.2%、運用管理担当者では「システム障害対応の強化」で25.0%となりました。情報漏洩対策と運用管理コストの削減はCIOと運用管理担当者で共通の問題意識として捉えられており、最重点課題となっています。また、CIOはIT全般統制の推進、運用管理担当者は障害対応の強化に対してそれぞれ高い課題意識を持っており、これらはITサービスレベルの向上に必要不可欠なものであるとIDCでは考えています。

IDC Japan ソフトウェア マーケットアナリストの入谷 光浩は「本調査結果から、企業におけるシステム運用管理の負担が増加している傾向は明らかである。運用管理対象は拡大し、それに伴う運用管理業務の負担は増え、それらが運用管理コストとして跳ね返っている現状を深刻に捉えるべきである。運用管理ソフトウェアベンダーやソリューションプロバイダーは、ユーザーの運用管理に関する実態や課題を客観的かつ詳細に分析し、全体の効率化に必要なソフトウェアとソリューションを提供していくことが求められる。また、それとあわせてIT全般統制の推進や障害対応の強化など、ユーザー企業のITサービスレベルをより一層向上させるソリューションも戦略的に進めていくことが重要である」と述べています。

今回の発表はIDCが発行したレポート「2009年 国内システム運用管理のユーザー実態調査:次世代運用管理の方向性と新たな市場機会を探る」(J9680601)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内企業におけるシステム運用管理の状況と課題、システム運用管理ソフトウェアの導入状況、ITIL/IT全般統制の実施状況などに関する調査結果の分析を行っています。

(※レポートの詳細については へお問合せ下さい。)

レポート概要はこちら 2009年 国内システム運用管理のユーザー実態調査:次世代運用管理の方向性と新たな市場機会を探る



<参考資料>

国内企業のシステム運用管理における課題:CIO調査と運用管理担当者調査の比較
国内企業のシステム運用管理における課題:CIO調査と運用管理担当者調査の比較
Note: 最大3つまで回答

Source: IDC Japan, 12/2009

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