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IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内インクジェットプリンターおよびMFP市場に関する2009年第2四半期(4~6月期)の実績を発表しました。これによると、インクジェット製品の総出荷台数は、前年同期比1.1%増の124万台でした。インクジェットMFP(インクジェットプリンターとコピーやスキャナを一体化した製品)の出荷台数は前年同期比9.1%増の99万4,000台でした。一方、単機能製品(以下インクジェットプリンター)は、前年同期比21.7%減の24万9,000台でした。 インクジェット製品の総出荷台数に占めるインクジェットMFPの比率は前年同期比5.9ポイント上昇し80.0%となりました。今後もインクジェットMFPの出荷台数比が拡大する傾向は変わらず、2010年には通期で80%に達するとIDCではみています。(*1)
2009年第1四半期に前年同期比15.1%減と大きく落ち込んだインクジェット製品の出荷は2009年第2四半期に同1.1%の増加に転じました。インクジェットプリンターは同20.3%減から同21.7%減と下落傾向は変わっていませんが、インクジェットMFPは同13.2%の減少から同9.1%の増加と出荷を回復しました。これは景気後退により生じていた販売店の余剰在庫の調整がほぼ終わったこと、A5判のフォト専用機やA4判以上の単機能のインクジェットプリンターを購入するより、多様な機能を有するインクジェットMFPを選択するユーザーが増加したことが主な理由です。また、インクジェットMFPの価格が低下し、単機能のインクジェットプリンターやフォト専用機との価格差が小さくなったこと、更に高画質化が進み、操作性が向上し使いやすくなったこともMFP化が進んでいる背景にあるものとIDCではみています。(*1)
一方、A5判以下のプリンター製品の出荷は前年同期比40.8%と大きく減少しました。第1四半期も同53.0%の減少で、2009年に入ってから急激な落ち込みを記録しています。需要が一巡したことに加え、景気後退で消費を抑えようとする個人ユーザーにはフォト専用機は「贅沢品」と考えられがちです。通信販売や量販店でもデジタルカメラとの同時購入が減り、同時購入する際もインクジェットMFPとセットにする場合が増えてきました。フォト専用機は年賀状に続く新しい用途を提案し市場を拡大できるか、ベンダーの今後の動向が注目されます。(*2)
IDC Japanハードコピー・ペリフェラル アンド デジタル・イメージング リサーチマネージャーの荒井温は「インクジェット製品の機能、画像品質は既に一般の個人ユーザーが満足するレベルとなり、使用年数は長期化している。印刷機会を増やし、買い換えを促進するためにはベンダー各社が印刷コストの低減や操作性の向上とともに、家庭で印刷することの利便性や楽しみ方の提案ができるかが、今後の鍵となるだろう」と述べています。
(*1) 最大用紙サイズA4判以上のインクジェットプリンター、MFPが対象。今回IDCが発行したレポート「国内プリンター市場 2009年第2四半期の分析と2009年~2013年の予測」(J9200303)、「国内MFP市場 2009年第2四半期の分析と2009年~2013年の予測」(J9180303)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内プリンターおよびMFP市場の動向を明らかにし、テクノロジーごとの出荷台数、出荷金額、平均出荷単価について、ベンダー別、販売チャネル別、ユーザーセグメント別などの実績データと、それにもとづく市場規模予測データを提供しています。
(*2) 最大用紙サイズA5判以下の昇華型プリンターは、今回IDCが発行したレポート「国内フォトHCP市場 2009年第2四半期の分析と2009年~2013年の予測」(J9190303TP)にその詳細が報告されています。A5判以下のプリンター市場ではインクジェットと昇華型が競合することから、本レポートでは両テクノロジーの製品を対象として分析しています。
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国内プリンター市場 2009年第2四半期の分析と2009年~2013年の予測 |
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国内MFP市場 2009年第2四半期の分析と2009年~2013年の予測 |
<参考資料>
国内インクジェットMFPとインクジェットプリンターの出荷台数比率推移 2008年第2四半期~2009年第2四半期

注)インクジェットプリンターはA5判以上の製品
Source: IDC Japan, 9/2009
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