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IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内ITサービス市場におけるベンダー競合分析結果を発表しました。これによると、2009年3月期(2008年度)の国内ITサービス売上高が縮小するベンダーが多い結果となりました。また、同売上高1,000億円を超えるベンダーは2008年3月期(2007年度)の14社から、12社へと減少しました。
金融危機を契機とした国内経済の悪化は、ITサービスベンダーにも大きな影響をあたえています。2008年度における国内ITサービス売上高が前年比プラス成長となった主要ベンダーは、富士通、NTTデータ、HP、CTC、NRIの5社に留まっています。特に、システム開発などのプロジェクトベース売上高が減少するベンダーは多く、前年比プラス成長となったのは富士通、NTTデータ、NRIのわずか3社です。一方、ITアウトソーシングは成長率の鈍化が見られるものの堅調に推移しています。2008年度の国内ITサービス事業は、プロジェクトベース売上高を維持または縮小を抑制し、ITアウトソーシングを拡大したベンダーが、成長を遂げる結果となりました。
2008年度の国内ITサービス売上高が1,000億円を超えたベンダーは、12社となりました。2007年度に、1,000億円を超えた新日鉄ソリューションズ、大塚商会の売上が減少し、1,000億円を下回りました。2008年4月にTISとインテックホールディングスの経営統合によって設立したITホールディングスは、2008年度の国内ITサービス売上高が2,000億円を超え、トップ5ベンダーに次いで6位にランキングされました。
ITベンダーの多くが、2010年3月期(2009年度)におけるIT関連/サービス事業の減収、減益を計画しています。また、大規模なグループ再編を含む事業構造改革が発表されています。事業構造改革の目的として競争力の強化が挙げられていますが、販売管理の最適的によるコスト削減が重要の施策となっています。製品/サービスの強化では、2007年度まではコンサルティングの強化による付加価値化、生産性向上を目的としたサービスの標準化/工業化を重要施策とするベンダーが多く見られました。これらの施策は、継続強化されていますが、2008年度以降、クラウドコンピューティング関連事業に注力するベンダーが急増しています。「国内IT市場が低迷する中、ベンダーにとって収益力の強化が重要な経営課題である。クラウドコンピューティングといった新しいサービスの開発も見られるが、市場拡大期とは異なる市場環境であることをベンダーは認識し、成果報酬型サービス契約など抜本的な収益モデルの見直しが重要である」とIDC Japan ITサービスリサーチマネージャーである松本 聡は述べています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2009年 国内ITサービス市場 サービスセグメント別ベンダー競合分析:2009年3月期実績に基づく」(J9300104)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内ITサービス市場におけるリーディングベンダーの2009年3月期の業績や取り組みを調査し、サービスセグメント別国内ITサービス売上高や、事業動向などから競合状況を分析しています。
(※レポートの詳細については
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2009年 国内ITサービス市場 サービスセグメント別ベンダー競合分析:2009年3月期実績に基づく |
<参考資料>
国内ITサービス市場 主要ベンダーの国内ITサービス売上高/前年比成長率、2009年3月期(2008年度)

Notes:
・国内ITサービス売上高は、IDC定義に基づくIDC推定値。
・ITホールディングスは2008年4月設立のため、前年比成長率はない(Figure上は成長率±0%にプロットした)。
Source: IDC Japan, 9/2009
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