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IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2008年通年の国内サーバー市場動向を発表しました。これによると、2008年の国内サーバー市場規模は5,952億円となり、前年と比較して7.0%縮小しました(図1)。また、2008年通年の出荷台数は、前年から1.2%増えて60万4,000台でした。
2008年の国内サーバー市場は、出荷金額の下げ幅が過去4年で最大となりました。高成長を続けていたx86サーバーが前年実績を下回ったことによります。IDC Japan サーバー リサーチマネージャー都築裕之は、「2008年の国内サーバー市場は、景気後退の影響が出た。特に、x86サーバーでは、その影響が顕著に現れた。2003年から5年連続でプラス成長を維持してきたが、2008年はマイナス成長となった。底が見えない経済の悪化から、サーバーへの投資を控える動きが急速に強まった」と説明しています。出荷金額でみると、メインフレームが、2001年以降初めてプラス成長となりました。「2008年は、メインフレームの大型の更新案件が多数あった。2009年は再びマイナス成長に戻る」と都築は述べています。
ベンダー別では、富士通が2年連続で首位を獲得しました(図2)。RISCサーバーとIA64サーバーが好調でした。前年4位のNECは、2位に上げました。メインフレームが好調でした。上記5社で、出荷金額を前年から増やしたのはNECだけでした。また、前年2位の日本IBMと3位の日本HPは、それぞれ3位と4位に後退しました。日本IBMは、RISCは好調でしたが、他のプロダクトが不調でした。日本HPは、全てのプロダクトの出荷金額が前年から減りました。一方、出荷台数では、NECが1位に返り咲きました。x86サーバーが好調でした。
同時にIDC Japanは、2008年第4四半期(10-12月)の国内サーバー市場動向を発表しました。これによると、2008年第4四半期のサーバー市場規模は1,252億円で、前年同期の出荷実績を18.5%下回りました。18%を超える大幅な減少は、2002年第4四半期以来、実に6年ぶりとなります。一方、出荷台数は前年同期比2.7%減の14万6,000台で、前期に引き続きマイナス成長となりました。出荷台数は、出荷金額に比べ下げ幅が小さくなっています。「出荷台数の90%以上を占めるx86サーバーでは、1万円台の超低価格サーバーが登場しています。この超低価格サーバーが出荷台数を下支えし、出荷台数の減少幅を小さくしている」と都築は説明しています。
2008年第4四半期は、x86サーバーが不調でした。出荷金額は、前年同期比18.5%減で、前期の9.7%減からさらに悪化しました。「景気後退の影響が、x86サーバーに大きく現れた。経済状況がさらに悪化していることから、今後サーバー市場に大きな影響が現れることが十分に考えられる」と都築は述べています。
ベンダー別では、富士通が前期に引き続き首位を獲得しました(図3)。2位以下は順に、日本IBM、NEC、日本HPで、前期と同じ順位でした。富士通は、RISCサーバーとメインフレームで大型案件がありました。
注: 上記「x86サーバー」は、x86アーキテクチャのプロセッサーを採用しWindows、Linuxなどオープン系のOSを搭載したサーバーです。Itaniumプロセッサーを搭載したサーバーやベンダー独自OSを搭載したサーバーはx86サーバーに含めません。「RISC & IA64サーバー」は、Itaniumプロセッサーを採用しオープン系のOSを搭載した「IA64サーバー」とRISCプロセッサーを採用し主にUNIXを搭載した「RISCサーバー」の合計です。「ビジネスサーバー」は、オフコンなど、メインフレーム以外のプロプライエタリ系サーバーです。
<参考資料>
図1. 国内サーバー市場の推移

Source: IDC Japan, 3/2009
図2. 2008年 国内サーバー市場ベンダーシェア【出荷金額】

Source: IDC Japan, 3/2009
図3. 2008年第4四半期 国内サーバー市場ベンダーシェア【出荷金額】

Source: IDC Japan, 3/2009
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